脚本・監督 神山健治 (かみやま・けんじ)
1966年(昭和41年)3月20日生まれ。埼玉県出身。高校卒業後、アニメの自主制作に関わった後、スタジオ風雅で背景美術スタッフとしてキャリアをスタート。『AKIRA』や『魔女の宅急便』等に背景として参加し、フリーに。『THE八犬伝[新章]』や『ジェノサイバー』『虚界の魔獣』で美術監督を務めた後、ゲームのムービーパートなどの演出に転身し、才能を発揮。美術出身の演出家として注目を集め、Production I.Gの『人狼JIN-ROH』で演出を務める。『人狼JIN-ROH』の制作中に、押井守が主宰した「押井塾」に参加。劇場『BLOOD THE LAST VAMPIRE』(00/脚本)を企画する等、多数の劇場作品を経て、劇場『ミニパト』(02)で初監督。
テレビシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』、OVA『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』を監督し、実際のネット社会にも影響を与える程、現代社会を巡る様々な問題を深く掘り下げ、ビデオグラムセールスが、累計230万枚を超える大ヒットとなり、国内外に熱狂的なファンを獲得。続いてNHKのテレビシリーズ『精霊の守り人』を監督。一般層・高年齢層にも大きな評価を得る。その後、原作・脚本・監督を務める『東のエデン』では、初の完全オリジナル作品として高視聴率をマーク。劇場版2作は、大ヒットを記録し、一年弱にわたってロングラン公開され、全世界での放映・公開が次々と決定している。
- アニメーション神戸 第9回個人賞
- アニメーション神戸 第12回作品賞・パッケージ部門 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society
- アニメーション神戸 第14回作品賞・テレビ部門 東のエデン
- 第9回東京アニメアワード テレビ部門:優秀作品賞 東のエデン
- 平成14年度(第6回)文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門優秀賞 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
- 平成19年度(第11回)文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society
- 平成19年度(第11回)文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品 精霊の守り人
- 平成21年度(第13回)文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品 東のエデン
- 第21回デジタルコンテンツグランプリ「審査委員賞」攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society
- 東京国際アニメフェア2003 コンペティション 公募・アニメ作品部門 作品優秀賞 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX